デジタル化を駆使する
仕事中や外出先では、スマホやタブレットを使い、家に帰るとパソコンを使うというように、今はなんでもデジタル化されていて確かに便利になっています。
アナログな事はどんどん忘れられていきますが、自分を成長させるという意味でも、日記を書く事をおすすめします。
スマホやパソコンがあると、字を書くという事をほとんどしなくなってしまいます。
漢字も辞書がすべて変換してくれるから、わからない漢字や、うる覚えの漢字があっても辞書を引く事はほとんどありません。
でもこの便利さが認知症のリスクを高めている事まではあまり意識されていません。
手で文字を書くという行為は、脳を刺激します。
同じように手を使う動作でも、スマホの画面にタッチしたり、パソコンのキーボードを叩いたりするのとでは脳に与える刺激は全く違ってきます。
また文字にして書く事で記憶に残りやすくなります。
スマホやパソコンに慣れてくると、漢字を忘れやすくなるのも、機械を操作するだけでは記憶に残らないからです。
日記をつける事で書く時の脳への刺激があり、後から読み返す事でさらに記憶に刻まれるというのはスマホやパソコンには真似のできない事です、
実際に認知症予防に日記を付けると良いという事もわかってきているので、日記を書く習慣をつけてみましょう。
その日よりも数日前の出来事を、思い出しながら書くと尚いいと言われています。
日記のメリット
日記を書く事のメリットは他にもいくつかあります。
自分の行動や感じた事を、文字にして書き出す事で、客観的な見方ができるようになります。
その時は全く気付かなかったような事も、客観的に見る事ができれば悪いところに気づけたり、改善すべき点が見えたりします。
日記には自分の正直な気持ちや本音を書く事ができます。
口に出して言えないような事でも、日記ならかけますから自分の本心がわかるようになります。
言いたいけど言えないというのは、ストレスの原因になる事も多いです。
でも日記になら思い切り気持ちをぶつけられますから、ある意味ではストレス解消にもなります。
日記に書く内容はどんな事でも構いません。
メモのように思ったことを箇条書きにしてもいいし、とにかく頭に浮かんだ事を書いてみるのもいいでしょう。
大きな目標がある時は、目標を掲げるのもいいですし、目標達成に向けて行う積み重ねを書いておけば、記録として残るから目標達成の励みになります。
積み重ねの過程では失敗する事もありますが、失敗した事も正直に書いておきます。
成功した時はもちろん大げさに喜んだっていいのです。
失敗は繰り返さないよう自分への戒めになりますし、成功は励みになります。
後から読み返す事で、その時の感情なども蘇ってくるから、失敗も大切な過程です。
こうして見ると意外とメリットは多いので、今日から日記をつける習慣を意識してみましょう。